ここは君の心が生み出したクニ

心の豊かさについてのブログ バスケチーム運営の話

未来を材料に今を考える

こんにちは

 

ゴロといいます。

 

 

 

社会人バスケットボールのチームの代表をやっています。現在7年目のチームの年齢層は20代後半から30代半ばぐらいが中心で最近はみんなおじさんになってきました。

そんな中最近10代の若者が入ってきました。希望の星です(笑)

 プレーは荒々しいんですが気持ちがとても素直で一生懸命な彼を、おじさんはとても可愛く思い気に入っています。

 今回は彼との関わりの中での出来事を紹介します。

 

 

 

過去の出来事を材料に今を考える

 

先日あった出来事です。

「試合や練習の中のプレーでうまくいかなかった時に、うまくいかなかった事ばかりが気になって気持ちの切り替えができない。悩まなくするにはどうしたらいいのでしょう」

彼から練習後にこんな相談がありました。

 

 

良い相談です!若さゆえの葛藤!

......と言いたいところなんですが大人になって経験値が増えても、「気になって気持ちの切り替えができない」「悩んでしまう」なんてこと全然ありますよね!

 僕も仕事や対人関係などで失敗や嫌なことがあるとしばらく引きずってしまうことがあります。彼の気持ちがすごくわかります。

 

 

こういった事が起こるのは考え方に理由があります。

それは過去の出来事を材料に今を考えている

 という事です。

 

例えば

  • 以前試合中に失敗してしまったから今回も失敗してしまうかも
  • 練習中に○○さんに言われた一言に腹が立ってイライラしてしまう
  • 辛い思いをした経験から同じことをしたくない

 

他にも色々なことがありますが、このような事は過去にあった出来事により思考していることなんです。それにより行動が出来なくなったり、本来の自分の良さが出せなくなったりすることもあります。

 

でも実際過去って変えられないですよね。

僕はこの変えられない過去の事を考えている時間がもったいないと思っちゃいます。(笑)ではどうすればいいか。

 

 

 

未来を材料に今を考える

 

単純にその逆をすればいいんです。

自分がこの先どうしたいかにフォーカスして考えます。

 

 

例えば彼の場合

プレーでうまくいかなかった事ではなく、

 

  • これからどういうプレーをしたいか
  • どんなプレイヤーになりたいか
  • 何故そうなりたいか

 

これを考えることで、「今後何をしたらいいか」が見えてきます。

 

 

こうしたいという未来の材料を持ってきて今を考える

次に何をするべきかがわかるので切り替えが早く出来るようになり、さらに目的がはっきりしていれば悩むことも減ります。

 さらに 過去のうまくいかなかった出来事は、今後良くするための課題を見つけるための出来事だったと考えると気持ちも楽にできると思います。

 

 

ここまで読んでいただいて気付いた方もいると思いますが アドラー心理学でいう目的論

の部分ですね。原因よりも目的に焦点を当てましょうという考え方です。

 

 

 

主体的であれ

 

こういった考え方で生きるにはコツがあります。

主体的に、当事者として物事に関わる。ことです

 

主体的に生きていると「どうしたい」という事を考えるようになります。

 

 

それに向けて行動が決まり、進めていくと自分が自分の人生の舵取りをしている感覚になります。

 

 

僕の経験としては、まさにこのチームを始めたことで主体的に物事に関わるようになり、自分で舵取りをして進んでいる感覚があります。「やりたいこと」や「目的」もはっきりしているので、「悩む」というよりは目的に向けて「どうしたらいいか考える」

 ということがほとんどです。

 自己決定が出来るという事は、幸福度も上がると考えています。実際仕事でもバスケットの練習でも、「やらされている」という感覚でいる時よりも、自分が考えて「やっている」という感覚の時のほうが楽しさを感じます。

 

 

まとめ

 相談を受け、彼にしたアドバイス

 

  1. 未来を材料に今を考えよう(自分が今後どうしたいか、どうなりたいか)
  2. 主体的に、当事者として物事に関わろう。

 

これを意識することで目的がはっきりして切り替えが早くなり、悩むことも減ると考えています。彼がこれをきっかけに楽しみながら進んでくれたら幸いです。

 

 

 

おじさんとしても、若い世代の子たちから学ぶことは沢山あります。こういった出会いを生んでくれるチームをやっていて本当に良かったと実感しています。出会いに感謝です。

 

 

 

今回は以上です。

最後までお読みいただきありがとうございます。